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2015-16年シーズン新産地 アトランチコ ;西岸アレンケール  vol.03 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

 
皆様こんばんは。
 
本日は、多くの方が西岸アレンカー・アトランティコをご覧になりにいらっしゃりました。
 
”あ~欲しくなるから帰ります!!”ですって!!(笑。
 
遠慮なく買ってくださいよ!! 
 
さて、本日はW.B.SABBYの鴨志田さんから頂いた
 
西岸アレンカー・アトランティコ採集記VOL.3をご覧ください!!
 
 
*************************************************************** 
 
2015-16年シーズン新産地 アトランチコ ;西岸アレンケール  vol.03

ディスカスのレベルのいいのは何枚か見てわかったが、問題がある。
それはこれらのディスカスの梱包
そして街(定期船)までの輸送だ。

1、梱包する水がこの小川(イガラッペ)の水しかないこと。 
友人の漁師の生簀のあるところはコミュニティーもない。
ということは井戸水を利用することもできない。
この泥水を使用し、泥の撹拌は最小限にとどめること。

2、水温。これはもう早朝から行うしかない。
昼を過ぎると生あったかいからぬるめの
温泉程度にまで水温は上がってしまう。
いくら純酸素で梱包したとしてもディスカスはもたない。

3、梱包したとして約20箱もの発泡箱を輸送できるのか? 
これは友人が大丈夫だといってくれた。
カヌー2台での輸送
(2台目は助っ人の兄ちゃん、もちろん友人の漁師仲間)。
俺のハベッタ(日本でも小さなジェネレーターなどに
使われている簡易エンジン。6馬力ほど)は強力だ!
心配するな!といっている。が不安。

西アレンカーに来る前に北アレンカー(クリペア)で直面した問題でもあった。
クリペアではもうカヌーも使えなかったので
中型トラック(カミオネッチとこっちではいいます)で輸送。

梱包はすばやく少ない数を梱包し、木陰にもっていくしか手はなかった。
朝暗いうちから準備し、何とかできたが。

梱包当日、朝6時おき、6:30出発。
発泡箱、酸素その他の資材を積んで
水深の浅い泥の湖を横切る。
それでも現場に着いたら7:30。
まだ水はあったまっていない。
また梱包に都合のいいこともあった。
そのイガラッペのある場所は牧場ではなくジャングル。
まだ太陽が昇りきっていないので
木々が日陰を作ってくれている。
 
PB170215.JPG 

袋の準備、
「水には生簀より上流側で
静かに入ってすくってくれ、泥はだめだ!」と
言いながら袋に水を入れ、ディスカスの選別開始。
 
PB170218.JPG
 
それでも泥水なのは仕方ない。
発泡箱に8匹ほどづつ持ってきてもらい、自分が選別。
 
PB170219.JPG
 
ロイヤル、セミロイヤル系の魚が多めでニヤっとする自分。
良いと判断しパスしたものは袋へ。
 
PB170222.JPGPB170226.JPGPB170227.JPGPB170229.JPGPB170231.JPG 
 
そして酸素パッキング。
 
PB170232.JPG
 
パスしなかったものはイガラッペへ戻す。
200枚以上のディスカスが2つの生簀でキープされていて、
すべてを選別、梱包し終わったらもう12:00近かった。
ただ木陰で梱包できたおかげで
水温の上昇もそれ気にならず、
自分も直射日光下で作業をほとんどしなくてすんだ。
 
PB170235.JPG
 
輸送。友人のカヌーに確か10箱。
もう一艘に残りの箱と梱包材、
そして自分が乗り込み街に向かう。
 
PB170246.JPG 
 
太陽はぎらぎらだ。
イガラッペでも湖でも時々泥を巻き上げながら、
座礁しないように航路を気にしながら、
2艘のカヌーがつかず離れずで進んでゆく。
 
PB180249.JPG
 
サンタレンへ向かう定期船への積みこみが終わったときには
ほっとしたと同時におなかが急激に減った。
もう2時近いじゃないか!腹も減るわけだ。
友人宅にて彼が昨夜漁をした 
ジャラキー(キロダス系の魚)や
サルジーニャ(直訳-淡水イワシ、エロンガータハチェット)の
から揚げのお昼ご飯をいただきました。

後日談;サンタレンの網元に来る
ディスカス漁師たちの梱包を見てもやはりすごい泥水だった。
袋の中のディスカスが本当に見えない!!
ディスカスがいるのはわかるけど、
模様なんかは見えません。
ディスカスってすごい魚だと、別の意味で感動しました。
 
*************************************************************** 
 
今回のレポートを読んで、ハッ!としました。 
そうだ、そうだった。
アマゾンから魚がやって来るという事は
ここまで労を要するものだったんだ。と
知っていた筈なのに・・・。
 
すっかり”日々の慣れ”から
ワイルドディスカスが
お店に居る事が当たり前になりすぎていました。 
 
当店の水槽でゆったりしているアトランティコ。 
美しいディスカスだ。
また私はこの美しいディスカス達が
”当たり前のように羽田空港にやってくる”事に
”当たり前のように当店で美しくなっていく”事に 
慣れ過ぎている自分に気がつき、少々愕然としてしまいました。 
 
その私にとって当り前の背後に
大アマゾンと観賞魚マーケットに挑む
男たちの情熱と労力がどれだけ隠されているのか・・・・。
 
ブラジルから送られてくるワイルドディスカス達を
ディスカスファンの方々に存分に楽しんでいただける様に
自分の知識、技術を磨き続けて行かなければと
改めて気を引き締めさせていただきました。
 
鴨志田さん ご苦労様でした。貴重な原稿有難うございます。 
 



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新産地の名は”西岸アレンカー・アトランティコ” [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

 
皆様こんばんは。
 
昨日ショップページアップした山本ちひろが選んだ10枚のディスカスのうち
 
未アップだった2枚の新産地ディスカス。
 
本日はその新産地ディスカスの紹介いたいと思います。
 
新産地の名は”西岸アレンカー・アトランティコ” 
 
先日当店にて講演していただいた
 
WBSABBYの山本ンさんが、この新しいディスカス”アトランティコ”を
 
初めてみた時のファーストインプレッションを寄稿していただいているので
 
こちらに紹介いたします。 
 
*********************************************************************************** 
 
新産地のデイスカスを見て思ったこと。

と 突然ですが
現地の鴨志田から送られてきたデイスカスをみて
おっこれは?と思った。
送る前に一応彼からはソロモンの近郊地域で
今回は別の産地から取ってきたのですがとは聞いていたが
まあ、大体どのようなパターンのデイスカスが
来るのかは予想できた。
ところがどっこい。袋を開けてみて驚いた。
 
IMG_8891.JPG
 
人は期待を裏切られてうれしいと言うことは普通ないのだが
今回は期待を裏切られて、不覚にもニヤッとしてしまった。
うーんなんだろう?このデイスカスは?
と同時にこのデイスカスを見てすぐ思い出したのがドイツの2人のブリーダーのことだ。
 
IMG_8883.JPG 
 
あの2人が欲しがるだろうな~と言うのが私のこのデイスカスを見た第一印象。
あの2人のブリーダー特にテイエッツさんにはいつも特別なデイスカスを頼まれている
彼はロートターキスのドイツオリジナルを作っており
いつもソロモンかジャタプのロイヤルを欲しがっている。
 
IMG_9021.JPG 
 
目的はロートターキスの血統にラインの綺麗なワイルドの巨大タイプのDNAをもつ
ソロモン、ジャタプを戻し交配させることにより、
近親交配の弊害である成長の阻害、そして近親交配を重ねることによる
ブルーのホリゾンタルラインがだんだん太くなって全身べた青のデイスカスに
なるのを防ぐためにどうしても、ソロモンかジャタプの血が必要だと
繰り返し言っている。
 
IMG_9027.JPG 
 
また、ロートターキスの「ロート」(赤)の部分の色にも強いこだわりがあり
この赤が駄目な個体はロート(赤)ターキスとは呼べないという
強いこだわりがある。そしてこの赤の色を出すためにはクリぺウアの
血が必要という、血にこだわるちょっと吸血鬼風な所がある。
2つのデイスカスの血が必要なわけは赤と青のコントラスを出すため。
このコントラスこそが華やかなロートターキスの必須条件であるようだ。

IMG_9037.JPG

では、なぜ今回の新産地のデイスカスを見てなぜ驚いたのかと言うと
実はこのデイスカス、アレンカー西岸特有の流れるようなラインそして
立派な体高、にくわえ北岸のような雰囲気と体型を併せ持つ個体がちらほら
さらにその色に驚かされた。体表からにじみ出てくる赤の個体がまばらに
入っている。これは、ひょっとすると、もしかして
彼らが理想にしているワイルドデイスカスのいい部分を
その潜在的ポテンシャルの中に秘めるブリーダーズアイテムデイスカスなのではないか?
とまたしばらく、妄想の世界に飛んでしまって、帰ってくることが出来なかった。
 
DSC_0743a.jpg 
 
ラーゴ ソロモンは2系統のデイスカスがあり
我々内輪の中では、青ソロモン、赤ソロモンと呼んでいる。
同じ湖の中で、場所によっては青系ばかりの所と赤系が圧倒的に多い所がある
今回の新産地では、同じ場所で、青系、赤系、そしてヘビーセンターバーが
強い個体すべてまぜこぜ、北岸風雰囲気を併せ持つ西岸のデイスカス
まったく別の雰囲気を漂わせるデイスカス
 
DSC_0784a.jpgDSC_0756a.jpg 
 
いずれこの中から色のコントラストが華やかな個体を
彼に送ることになるであろう。
そして今後の彼のロートターキスがどのように変化するのか見るのを
到着した新産地のデイスカスの袋を開ける時のような気持で
楽しみにしている

WB SABBY 
山本
 
******************************************************************************** 

上の写真で、水槽内で写っているのが
 
山本ちひろが選んだ10枚のディスカス 

のうちの残り2枚。
 
イベント価格でご提供いただいているので
 
是非、もう一度ショップページを見ていただきたいと思います。 ⇒クリック!!
 
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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №12 最終話 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは。

アマゾン。それは男のロマン。

多くの男(漢)が、大アマゾンの魅力に

心を鷲掴みにされてしまっているだよ。

アマゾンに心を魅了されたまま、日常を鬱々と過ごしているのだよ。

おぉ!アマゾンよ!その果てしなき河の流れ。

数え切れぬ生物の母なるアマゾン。

そんなアマゾンのほんの一片でも

日々感じていたいから、僕達は・・・。

南米産の熱帯魚を飼っているんだぃ!!

一体私に何が起きたのか?

本日、アマゾンでシッパーをしていた方とアマゾンのお話をしたため

頭が熱っぽくなってしまったのかもしれません。

まだまだ厄年を過ぎても若いぜ!店長タケオ!

昔ほどエッチな本を見ても萌えないけど、まだまだ熱いぜ店長タケオ!!

そう!今日は猛烈にアマゾンに行きたい衝動に駆られている店長タケオです!!

アマゾンいいよな!!みんな!?

行こうぜ!!アマゾン!!マジで。

仕事2週間休めば行けるよ!!マジで。

・・・・えっ?無理?

だよね~。マジで。

さて、本日は!

アマゾン在住の漁師さんに頼んで書いていただいていた

ディスカスレポートの最終話です!

まぁシーズン1の最終話という感じですよ。

ですので、今回のお話を読んだら

もう一度1話から見てもらって、それでシーズン2にご期待くださいね!

では早速漁師さぁ~~ん!!最終話もバッチリ決めてくださいね!

よろしくお願いします~。


  

             ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
最終回
12.新しいワイルドデイスカスはまだ見つかるのか?


1.jpg 

ワイルドデイスカスって何だ?
というテーマに長い事お付き合いいただきありがとうございました。
デイスカス飼育をを、もっと簡単に、もっと楽しく、解りやすく
を基本に、はじめての人が見ても、デイスカスってこういう生物なのか。
と言う事が解るように書いてきたつもりなのですが、私の場合どうも話からそれる傾向がありまして、余計に混乱さてしまったという部分も多くあったと思います。
次回のシリーズからは、さらに混乱させる恐れもありますが出来るだけシンプルにまとめるよう心がけて行きますので、今後ともよろしくお付き合いお願いいたします。

では、言ってみましょう
新しいワイルドデイスカスはまだ見つかるのか?

答えは「YES」です。
このシリーズ最初にアマゾンの地図を見てもらいましたが
この全域にデイスカスは生息しています。

この全域に生息する3大模様パターンカテゴリーとその中間に位置する
境界線に生息するデイスカスを大まかに見てきましたが
アマゾン河にはそれ以外にまだ無数の支流、無数の湖が存在します。
おそらく生まれてから死ぬまで
毎日アマゾン河に採集に出ても、全ての湖、支流は回りきれません。
それぐらい多くの支流と湖が存在します、
そのまだ熱帯魚漁師にも知られていない無数の支流や湖にも
デイスカスは生息しています。
どんな模様のパターンを持つデイスカスがそこに生息しているかは
その現場に行って、何度も採集して現物を何枚も見てみない事には解らないのです。

例えば、3大模様パターンとそれぞれの境界線に生息するデイスカスの模様パターンから
ある地域のデイスカスの模様を大体予測は出来ます。
しかしながら、把握しているはずのその地域から、
時にはえっなんで?と言う様な変わった模様にでくわすことが良くあります

2.jpg

これは、 アマトラと言う産地のスポット系デイスカス地域で採集されたデイスカスです。
ソリッドタイプです。
この地域のデイスカス全てがソリッドタイプではありませんし、もちろんスポットがまばらに入る個体も多いのですが、雰囲気がソリッドタイプの個体が多い地域でした。

こんな感じ↓


3.jpg 


イサ側の下流にはこんなタイプのスポット系のデイスカスで
赤みの強い個体がいたり


4.jpg 


ニャムンダ河でべた青のデイスカスに遭遇した時は本当に驚いてしまったのですが


5.jpg6.jpg
 

もっと驚くべき個体に遭遇しないとも限らないのです
例えば
7.jpg8.jpg

こんなのに遭遇してしまうと
ほとんど病人の様にまだ行った事のない湖に行きたい病に取りつかれてしまったりもするのです。

アマゾン河には我々が予想もしないような新しいデイスカスが人しれない湖に
潜んでいるのです。


やっぱりアマゾンだよなぁ~。って思うでしょ?

アマゾンはチョーデッカくて、懐もチョー深いわけだから

まだ僕たちが見た事がないお魚がいっぱいいるんだよな!

萌えるな。アマゾン。

○○○48より萌えるよ。マジで。

今日は、ワイルドディスカスとアピストでも改めて眺めてながら

まだ見ぬアマゾンに思いを馳せてみようか・・・。

ではでは、本日はこの辺で。またまたね~。チャオ~♪

新ネットショップも堂々のOPENです!⇒apistguramashop2.jpg レッツラGO!!


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №11 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは~

巷は暑くなったり、大雨が降ったり、はたまたヒョウがふったりで

不安定な天候が続いておりますが、皆様はいかがお過ごしででしょうか?

当方は、先日胃潰瘍かと思っておりました胃の症状を確認するべく

胃カメラを飲みましたが、結果単なる胃炎と判明。

これからの季節、うまいビールを飲めるように

せっせと胃炎の薬を飲んでおります!

しかし、生まれて初めて胃カメラの飲んだのですが・・・泣けますね~あれは。

もうやめて~~!!もう突っ込まないで~~!!と心から願うのですが

遠慮なくズイズイ突っ込まれていく黒い管!!

ウェッ!ウェッ!!ともどしそうになるも出てくるのは

涙ばかり・・・。

いやぁ~参りました。

でも単なる胃炎でホっと致しましたよ。本当に。

なんたって3か月前から違う医院で、問診と触診だけで

胃潰瘍だと診断され、ずっと薬を飲んでいたのですが

全く治らずで心配しておりましたからね!

あら!気が付けば、私の胃のお話ばかりしておりましたが

実は、今回は大好評のチャオチャオのワイルドディスカスレポート第11弾

ワイルドディスカスの生息環境にいるご近所さん(他のワイルドフィッシュ)のお話です!

とってもイー(胃)お話ですので(笑) 是非ご覧になってください。

ではいつものように漁師さん、よろしくお願いいたしま~す!!


       ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
11.ワイルドデイスカス vs ワイルドフィシュ

1.jpg


今回はワイルドデイスカスが普段どの様な他の魚と一緒に住んでいるのかを見て行きたいと思います。

デイスカスはそのアマゾン各地の生息場所、季節によって各々環境も変わってきますので
一概にこの魚と混泳していると言う事は言えません。
各々のデイスカスの生息環境によって、その地域に住んでいる魚種の構成も種類も変わりますのでここでは、デイスカスの棲みかに良くいる魚はこのような魚が多いと言う事に
とどめておきたいと思っています。

大体デイスカスは、水中で見ている限りでは他の魚と混泳することをあまり望んでいないように見えます。
彼らの棲みかに頻繁に入ってくる魚は遊泳性の魚が多く、一時の休息に間借りするように入ってきては、しばらくするとまた出て行くと言う様な魚が多い傾向にあります。
他の魚が棲みかに入ってくる度に、デイスカスは、いちいちおおげさな反応を見せ
驚いてみたりしています。
デイスカスはあまり強調性の良い魚ではないようです。どちらかと言えばわがままな魚だと思います。
私はデイスカスが好きでいつもデイスカスと一緒に棲んでいると言う魚を知りません。
例えば、魚の皮膚に着いている寄生虫を駆除してくれるような甲殻類や
歯の掃除などをしてくれる他の魚などの共生関係にある他の生物との関係が
解りにくい魚です。
しいて言えば、木の根などに着いている藻類を掃除して
水中に根をおろしている木々の栄養補給が楽になるように貢献しているぐらいでしょうか?

雑学ですが
多くのアマゾンの水没ジャングルに繁殖する木は、水没しても枯れない独自の
防御システムを持っています。
樹木が水没し、木が酸素不足になると、木の呼吸サイクルが、阻害され
木内部の電気輸送が停滞しガスが発生します。そのガスが
エチレン、エアタノールなどのアルコール物質に変化します。
これらアルコール物質は植物の根を腐らす有害物質です。
多くの木は、これらアルコール物質により、根が死んでしまいます。
頻繁に掃除してもらう事により、根が腐るのをさけ、根は栄養素を吸収することが出来るようになります。

では、デイスカスと共に生息している魚を見て行きましょう。


2.jpg 
パイクフィシュです。同じシクリット科の魚ですがこれらの魚は待ち伏せ型の肉食魚です。
デイスカスの集まる倒木などは、その身を潜ますのに最適な環境です。
アマゾンのテトラなどの小魚は、障害物がないと、襲われやすくなるので
障害物に集まります。
障害物に集まってくる小魚を狙うのがこれらパイクフィシュです。
その細長い体型は、デイスカスの集まる木の枝が繁殖した倒木内でも自由に泳ぎまわる事が出来ます。ただデイスカスはその口のサイズに合わないので襲いません。

3.jpg


 
テトラです。
本流にいると襲われるので、障害物のある場所に集まります。
ここにも上記パイクなどの肉食魚が彼らを狙っているのですが….

4.jpg


 
他のシクリット科の魚です。ゲオファーガス、サタノぺルカなどは必ずと言って良いほど
デイスカスの棲みかに一緒に住んでいます。
これらアースイーターと呼ばれる地球食いの魚は、障害物のある水底の泥やごみを
いつもついばんでいるので、障害物の底にヘドロなどが溜まって、水の循環などが悪くなるのを防いでくれています。

5.jpg


 
他のシクリットです。
とにかくデイスカスも含めこのシクリット科の魚は倒木が好きです。
デイスカスと同じような体型を持つ、へロス(セベラム)やウワル(トライアングルシクリット)です。
特にトライアングルシクリットは、ほぼデイスカスと見間違うほど同じです。


6.jpg 
デイスカスとどこが違うかと言えばこれらの魚は、いつまでも同じ倒木に居付かず
常に出たり入ったり、他の障害物に移ったりしている事でしょうか。

7.jpg


カラシンではテトラ以外で多いのは、レポリヌス、レポリルス、アノストムス
などの細身のコケ食い魚達です。これら魚は、流木にひっついている藻類を主食としており、必ずデイスカスの棲みかで見かけます。
倒木のコケむしりを精力的に行っています。


以上がデイスカス達と混泳している魚達です。


8.jpg 
中にはこんな魚も一緒にいる事もあります。
この魚も細身ですね。
動物ではワニも良くデイスカスの棲みかに入っていたりします。

9.jpg


意外な所では、同シクリット科の薄型シクリットであるエンゼル。
この魚ほどデイスカスと一緒にいてもよさそうなのに
案外別の棲みかに住んでいて、デイスカスと混泳している確率が少ない魚もいません。
似た者同士なので仲が悪いのかもしれません。
同じ倒木に一緒にいる事も当然あるのですが、意外と少ないです。


と言う事で、これらの事で解ってきた事は、
デイスカスと一緒に棲んでいる魚は、細身、もしくは平たい魚が多いと言う事です。
これをどう自宅のデイスカス水槽に利用するのか?
と言う事は、それぞれが想像を膨らませながら考えてみてください。
水槽内でのデイスカスレイアウトというジャンルは
今のところ日本では少ないようですが、欧州では、その生活環境を水槽内に
持ちこんだデイスカス混泳水槽などを楽しんでいるファンの方も多いと言う話を
良く聞きます。
自分だけのオリジナル混泳水槽に挑戦する際には参考にしてみてください。


今回は、ワイルドディスカスと他のワイルドフィッシュの混泳水槽を楽しもうとしている方には

非常に為になるお話しでしたね!

日本では多くみられる、ディスカスとエンゼルの混泳は

意外とワイルドの世界では見られないというの話は意外でした。

大きな流木の入った水槽にゲオファーガスや

セベラム、トライアングルシクリッドとワイルドディスカスを同居させたりすると

想像以上にワイルド雰囲気満点、まさにワイルド風ワイルドディスカス飼育!!といった感じになりそうですが

余りにもワイルドすぎて、ワイルドだろ~~♪と言ってしまいそうです。(苦笑)

日本のワイルドディスカス飼育とは

はるかに異なるこのワイルド風ワイルドディスカス飼育。

きっとワイルドディスカス飼育を深く追及する方が

この国にもっと増えてくれば、このワイルド風ワイルドディスカス飼育をする方も

出てくるのではないか?と思ったりしております。

では、本日はこれにて終了!

また次回をお楽しみに。チャオ~♪


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №10 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは。

いきなりですが~!!

関東人と関西人では性格的な傾向の違いがあると思いますか??

イエス!と思う方。ノーノー!!と思われる方。

是非今回のワイルドディスカスレポートをお読みになってください!

関東人、関西人の違いが驚くほどわかりやすく書かれております!(嘘ですw)

しかし、実は今回のワイルドディスカスレポートですが

ディスカスについて関東&関西人の違いなどと似たようなお話なんです。

簡単に言いますとディスカスの育つ環境が及ぼす

ディスカスの肉体的、性格的傾向についてのお話です。

今回も興味深い内容となっておりますので

是非楽しんでくださいませ。

ではアマゾン在住18年の漁師さぁ~~ん!!よろしくお願いいたします。


    ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
10.アマゾンのバイオトープとワイルドデイスカス
生息環境でデイスカスの性格は変わるのか?

  

1.jpg


今回はデイスカスの生息環境による違いによって、それがデイスカスの性格に影響を与えるのか、否か、について、真面目に考えたいと思っています。
「何の為だ?」と言われると、戸惑うのですが、それは
「デイスカスについてより良く理解する為」とでも答えておきましょうか。
デイスカスの性質や性格を知る事により、より簡単にデイスカスを扱う為のヒントまたは参考になれば、知っていて損はない。つまらない雑学が、飼育で何か困った時に役立つ可能性もないとは言い切れませんからね。
と言う事で、強引に行ってみましょう。

まず、結論から、デイスカスはその生息地域の環境により、その性質、性格も変わります。
それは、何故なのかと言う所をこれから考えて行きましょう。
以下6つの点による違いがあります。
すべての項目最後に「傾向がある」と入れこんで読んでみてください。

1. 水の澄んだ透明な河川に生息するデスカスは病気に弱い。
2. 水の澄んだ透明な河川に生息するデスカスは性格がナーバス すぐグッタリする
3. 水の澄んだ透明な河川で急流地域に生息するデスカスは体型がひし形になる
4. 生息環境が劣悪な環境に住むデイスカスほど病気に強く、性格は温厚になる
5. 生息環境が湖など水流の弱い地域に住むデイスカスは体型が崩れる
6. 生息環境が湖など水流の弱い地域に住むデイスカスは性格が温厚 掬いやすい

と言う傾向があります。すべてのデイスカスに当てはまるわけではありませんが
デイスカスも人間と同じように、育った環境によってその性格が変わるようです。
デイスカスを繁殖させて育てた事のある人ならわかると思いますが
育ての親の飼育の仕方が、デイスカスの成長速度や体型などに影響を及ぼします。
同じデイスカスの両親から生まれた子供を何人かの人でそれぞれの飼育の仕方で育て
その子供がある程度成長した時に比べてみると、同じ血統の子供であるにもかかわらず
明らかにデイスカスの雰囲気が違います。
それと同じように、自然界ではその環境自体がデイスカスの幼魚の育ての親で、
それぞれの環境により、デイスカスの成長速度もまた性格まで変わるようです。

1. 水の澄んだ透明な河川に生息するデスカス

2.jpg

生活環境よろしく、坊ちゃん育ちです。水が綺麗な事に慣れているので
少々の水の変化で体調が悪くなります。昨今の日本の様に、抗菌商品で周りを固められると清潔ではあっても、普段から菌に接していない為、菌に対する低協力がなくなっており
少し不潔な環境に行くとすぐおなかをこわしたりします。デイスカスもそのような傾向があります。またこれら綺麗な河川に生息するデイスカスは、性格が几帳面なのか、とても
ナーバスで、環境の変化にくじけやすい傾向にあります。少々の事でびっくりして
心臓まひで死んでしまう個体もいるくらいです。水槽を叩くなどはもってのほかです。
採集直後に輸送すると必ずと言っていいほど死ぬのはこれら水の綺麗な地域に住むデイスカスです。普段迫害にあっていない為、捕まえられるとパニックに陥り
アドレナリンの放出のしすぎで、乳酸菌が体に回り、痙攣をおこしておぼれ死ぬのです。
これらのデイスカスは採集後に生簀などで、ゆっくり調整しないととても輸送できません。
性格もけして良い方とは言えません。


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代表はネグロ川のヘッケルバンドを持つデイスカスです。
他に、ニャムンダ河のヘッケルバンドを持つデイスカス、トロンベッタスのデイスカス
ジャタプ、アレンカー南岸のイナヌやカラナンザルのデイスカスがこのタイプです。
アレンカー南岸などに生息するデイスカスは、水が綺麗なだけでなく急流なので
他地域のデイスカスより、急流に逆らって泳ぐ頻度が高い為、体型も丸型と言うよりは流線型の菱形になっています。


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2. 生息環境が劣悪な環境に住むデイスカス


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この代表がアレンカー北岸クリペア湖のデイスカスです。
水はお汁粉色の泥だらけの湖で、隠れ家になる倒木もなく、浮草の下の劣悪な環境で
他の大型シクリット(オスカー)などと日中40度近くになる水温の中で、ピラニアの猛攻にさらされながら、凌ぎを削っています。


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少々のことではへこたれません。菌にも物凄い抵抗力を示します。またヒレなどの回復力も強いです。
採集時に地べたに落してしまって、間違ってふんずけてしまっても、死にません。
どんな環境におかれても生き抜く強い意志はこんな劣悪環境で育っているからでしょうか。
餌もガンガン食べますので餌づけも楽です。おまけに性格は他地域のデイスカスに比べ落ち着いており温厚です。同族で争っている余裕もないほど、他の魚が出入り、また襲ってくる環境に住んでいる為、少々の事では驚きません。
同じアレンカー北岸でもクルアなどのデイスカスは綺麗な水に住んでいる為
水の変化に弱い側面を持ちます。

3. 生息環境が湖など水流の弱い地域に住むデイスカス


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水流の弱い大きな湖などで育ったデイスカスは、性格がおっとりしています。
あまり強い流れに対して泳がない為、体型が若いうちはまんまるですが、年を追うごとに
体型が崩れてきます。運動不足でしょうか?


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テフェ湖のデイスカスなどがまさにこのタイプのデイスカスです。
性格は大変温厚と言えます。水槽で一番掬いやすいデイスカスはこのタイプのデスカスですあまり逃げ回りません。
パニックに陥らないデイスカスですので輸送も大変楽ちんです。
採集した当日に運んでも余裕で耐えてくれます。
同じテフェのデイスカスでもテフェ川に住んでいるデイスカスの方が、断然に体型が良いのは川には流れがあるからだと思います。

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これら、それぞれ異なった環境で育ったデイスカスは水槽の中に入れても、その生活習慣や性格を引きずっていますので、水のきれいな環境で育ったデイスカスは水槽内でも
いつまでたってもナーバスな傾向を示します。
その他の環境で育ったデイスカスも、それぞれの生息環境から来た性格を水槽内でも
持続します。
水槽でそれらのデイスカスを飼育している際に体調がイマイチすぐれなかったり、
どうも様子が変だと言う様な時は
それぞれのデイスカスが住んでいた生活環境を思い出し、ちょっと改良してあげると
機嫌も治ると言うもんです。

だだし、劣悪環境に生息しているデイスカスは、劣悪環境が好きというわけではなく、たまたまそういう環境で生まれただけで、それに耐えて生活できる順応性があるたけで
基本的に水の綺麗な環境の方を好みますので、生活環境に近づけると言う理由で
泥水や、ピラニアを投入しないように気をつけてください。


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参考 :
多くのデイスカスの生息域の水質、平均的には
PH: 6.00 – 6.80 
GH: 0-2
KH:0-2
水温:25-27℃
ほとんどの地域のデイスカスが軟水の弱酸性から中性の水質の川に住んでいます。
ネグロ川だけは特別でPH:4-5の強酸性です。
水温は意外と低めの環境に生息しています。
デイスカスの生息環境は水の増える雨季には、透明なブラックウオーターの川になる地域が多いです。基本的に透明度のある水を好みます。
これらの条件がそろっている場所に集団でファミリーを形成し
倒木などの障害物の中で生活しています。


はい!ここで、ディスカスの体型を良くすため

水槽内にジェット水流を導入しようと考えた方!

丈夫な魚を作るため、飼育水をドブ水にしようと考えた方

是非、その考えはさっさと捨ててくださいね!

まるでうまくいきませんので(笑)

私も職業上様々な種のワイルドディスカスに触れておりますが

まさしく、彼らの性格的な傾向は今回のレポートに書かれている通りです。

(良かった・・・お客さんに言っている事と同じで。ホッとしました。)

ワイルドディスカスを飼育される方には

様々な種を同居させている(あるいはさせたいと思っている)方もいらっしゃると

思いますが、是非異種のディスカスを同居させる際は、彼らの肉体的、性格的な

特徴にも配慮して、水槽のメンバー構成を決めていただけると

良いかと思います。

はい、今回はこれにて終了!

次回レポートにまた是非是非ご期待ください。

ではでは皆様、チャオ~♪


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №9 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは。

ディスカスの真の姿を考察する事を通して

大アマゾンの魅力に肉薄する大人気手記

『チャオチャオのワイルドディスカスレポート№9』

お送り致します!!(大げさか?)

今回のテーマは『ディスカスの棲家』です。

さて、皆さんのディスカスの棲家はどんなものですか?

きっと・・・100%が水槽だよ!!という答えでしょう。

ではその水槽の仕様はどのようなものでしょう?

ペアタンク9割、その他1割といったところでしょうかね?

さてさて、実際アマゾンに生息するワイルドディスカスは・・・?

勿論水槽などには住んでおりません!!(当たり前~)

今回のワイルドディスカスレポート№9【ディスカスの棲家編】は

当たり前と思えば、当たり前、しかし

よぉ~~く読んでいただき、想像力を膨らませて

ディスカスの生息環境に思いを馳せていただきますと

ディスカス飼育環境自体を深く考え直させられる内容となっております。

是非、皆様、今回の記事をよく読み、写真もよく見ていただき

目を閉じ一度深く呼吸をしてワイルドディスカスの実際の生活を想像してみてください。

自然の摂理の中、広大なアマゾンでたくましく生きるディスカスの様を

感じ取っていただけたらと思います。

では、アマゾン在住18年の漁師さ~~~ん!よろしくお願いしま~す!!


        ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
9.ワイルドデイスカスのすみかの謎に迫る
  
これがワイルドデイスカスのすみかです。
写真―ほこらの様な物が見えますね。これがすみかです。


1.jpg 2.jpg
 

冗談はさておき、木の上に被っている藁ぶきみたいなものは、浮草(水草)です。
雨季から乾季にかけて、水が減水する途中に木に引っかかった浮草が、そこから
抜け出せない間に水はなくなり、このように木の上に乗っている枯れた浮草になってしまうのです。


デイスカスのすみかを語る上で、このアマゾンの増水と減水は大変重要な意味を持ちますので、まずこの事を良く頭に入れておいてください。
アマゾンの雨季と乾季では水位の差が4m-8mもあります。
雨季の増水期には水は川から氾濫し、ジャングルや草原に浸水していくのです。
この時期はアマゾンの多くの魚の繁殖期にあたります。
多くの魚は、この増水期に川から離れ、ジャングルに移行しそこで子育てをします。
と言う事は、この時期には川から魚がいなくなる時期と言い換える事も出来ます。
ジャングル内には多くの落ち葉、腐葉土などがあり、魚にとって産卵床の宝庫であります。
また、腐葉土に水が浸入することにより多くのプランクトンが湧きます。
これが稚魚を育てるのに絶好の環境を作り出します。
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さらに、川の表面積が10倍ほどに増えるので、乾季の間彼らを必要に襲っていた
肉食魚との遭遇が減ります。
と水没ジャングルの中は魚にとって子育て繁殖するのにとても良い環境なのです。
水没ジャングルの中は、それら腐葉土や木の根がフィルターの役目を果たし
水は澄み、そして水がより酸性に傾きます。
水槽内でデイスカスの繁殖などをするときに、水質を変えろと言われるのは
実はこうした自然のサイクルを利用した考えから来ています。
水が変化し環境が変わると、魚たちはもう卵を産みたくて産みたくて色めき立ってきます。


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また、いつものように話が関係ない所に飛んでしまっていますね。
話はデイスカスのすみかでした。

この増水期の始まり他の魚同様デイスカスも繁殖期に入ります。
乾季の間集団生活を余儀なくされていたデイスカスは、ただ集団生活をしているわけでなく、その間に、これはと思う異性に目をつけていたりするのですね。
水が増えると、デイスカスも集団でジャングル内に移動しますが、
ペアになったデイスカスは、集団から少し離れた場所で子育てを開始いたします。
あまりにも子育てに熱中する為に集団からはぐれてしまうデイスカスも出てまいります。
これらはぐれデイスカスは、元いた集団を探している間に、別の集団に出会ったりすると
その集団の中に入ってしまいます。このようにして、血が濃くなりすぎないようになっているのかもしれません。

では、デイスカスのすみかについてです。
デイスカスは、普段は木造家屋に集団で住んでいます。


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木造家屋と言っても、流木が重なり合った障害物のある場所や、倒木などを特に好んで住んでいます。前にも書きましたが、デイスカスは他の魚に比べ決して泳ぎの得意な方の魚ではありません。このような魚や、小さくてすぐ襲われやすい魚は群れを組んで
その存在を大きく見せようとする習性があります。
デイスカスはさらに念入りで、倒木の枝が生い茂ったような所に住み、他の肉食魚が入り込めないような場所を選んでいます。倒木の枝が要塞となっているのです。


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何故デイスカスは平べったく薄いか?それはこれら密集している枝の中を引っかからずに
自由に行き来出来るからです。
ゆえにデイスカスは、木造家屋に固執します。


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これが何故デイスカスが木のすみかに住んでいるかの秘密だったりします。
私見ではありますが、私はそれ以外にもう一つ理由があると思っています。
その理由は、デイスカスは寝るのが好きだからです。
倒木の枝でそよ風のごとく、流れる水流に身を任せ、木の枝を枕にしていつも寝ています。
だから枕になるような枝が生い茂った倒木がある住居ほど多くのデイスカスが集団で住んでいます。
デイスカス採集もこのデイスカスが寝る習性を利用し、夜中に枝の上でぐっすり眠っているディスカスを掬っています。(デイスカス採集の腕利き漁師はデイスカスのすみかを
見つける天才でもあります)8.jpg
10.jpg9.jpg 
 
 


雨季の間はジャングル内なのでそういう意味では家はよりどりみどりです。
特にデイスカスが気に入った倒木にしか住んでいません。
しかしアマゾンには乾季がやってきます。
水はジャングルからどんどん引いていき、お気に入りだった家を引越しせねばならない季節がやってきます。残っていると最初の写真のように干物になってしまいます。

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この時期水は川に吸い込まれるような勢いでジャングルから水がなくなっていきます。
デイスカス達も渋々川に戻るしかありません。川には理想とする倒木家屋は、ジャングル内に比べそうあるわけでもありません。あまり気に食わなくとも、それ以外にオプションがなければ、その障害物のある場所に居付きます。
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乾季にはすべてのアマゾンの魚が川に戻りますので、そんな場所にはデイスカス以外の障害物を愛する魚たちも同居することになります。
倒木がどうしても見つからない場合、岩場に居付く事もあります。この場合石造住宅で枕なしです。


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自然界ではデイスカスはこのようなすみかに住んでいます。
しかしながら、世界的に水槽内で飼育されているディスカスは何故にベアタンクなのでしょう?
デイスカスの生態の面白さを楽しむ飼い方もあってよかるべしと私はいつも思っています。
枝の生い茂った倒木を水槽内に入れてデイスカスが枝を枕に寝るのを観察するような
飼い方もどんどん出てくれば、今まで知らなかったデイスカスの別の側面も見えてくるかもしれませんね。同じく枝好きな魚と混泳させるとか。


いかがでしたか?

ディスカスは鉄筋コンクリマンションより木造家屋が好き!!

という事ですね^^

私を含め皆さんも今回の記事で、自分たちのディスカス・アクアリウムのあり方を

考え直させられたのではないでしょうか?

実はディスカス本来の生態に思いを馳せる余裕もなく

ワイルドディスカスの飼育に【追われている】方も少なくないのでは?

実は、現地のワイルドディスカスは、ここまで用心深く、そしてのんびりと

生活しているのですね。

私も出来るだけ、彼らの習性、生態に則したディスカス飼育環境を

ディスカス販売業の傍らで考えて行きたいと今回は強く感じた次第です!

では皆様、次回もお楽しみに!チャオ~♪


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №8 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは~。

すっかり妻帯者になったタケオです!(当たり前。)

本日アップの記事はワイルドディスカスファンばかりでなく、全てのディスカスファンに

ディスカスとは何ぞや!?という壮大なテーマを投げかけながら

掲載しております(そうだっけかな?)ワイルドディスカスレポートの新章です!!

今回からはアマゾンに生活するワイルドディスカスの生態に迫ってまいります。

本日のお題はワイルドディスカス達の『お食事』=

ブレックファースト、ランチ&ディナーの内容は?というテーマですね。

では、またまたアマゾン在住18年!の日本人ディスカスハンター(笑)様に

お話しをして頂きます!

ではよろしくお願いいたします^^


            ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
8.ワイルドディスカスはアマゾンで何を食べているのか ?

ワイルドデイスカスはその生息環境で何を食べて成長しているのか?

これは、デイスカス7不思議の1つです。と言うのは
ワイルドデイスカスの生息域の川に潜って泳いでる野生のデイスカスと遭遇しても
彼らデイスカスが餌を食べている姿を見たことがないからです。
一つ言えるのは、ワイルドデイスカスを見る時期が乾季に限られているからだと思います。
アマゾン河の乾季の始まりには川の水位が1日に12cm-15cmも下がります。
1-2ヶ月で川の水位は4m-6mも下がる事になり、デイスカスは雨季の間広大な水没森林の中で
ゆったりと生活していたのに、水没森林からどんどん水がなくなっていくので
水のある川の方に移動しなければなりません。
川には年間通して水があるからです。しかしながら、どちらかと言うと泳ぎが得意でない魚の部類に属すであろうデイスカスにとって、水流の早い川での生活は過酷な物だと想像できます。だからデイスカスは、川でも湾どなど、比較的水流が穏やかで、倒木などの隠れがある所を探してそこに居付きます。
それでも、雨季の浸水林に比べて流れが速いので、泳ぐのに必死でろくに餌を食べていません。


写真乾季に川で必死に泳ぐデイスカス
 
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いくつかの産地で、死んだデイスカスを解剖してみて、胃袋の中を確かめた事もあるのですが、黒緑の物しか出てきません。
おそらく、川に生えている藻類をついばんで、乾季をしのいでいる物と思われます。

川に生えている藻の中には水生昆虫の卵や、小さい川虫、などもいる為、一応動物タンパクも摂取しているのだろうと思われます。

同じ乾季でも湖などに生活しているデイスカスの生息環境は水流がもっと穏やかな地域もあります。では、このような地域のデイスカスは餌を食べているか?と言うとそうでもなかったりします。このような湖には同じく急流をあまり好まないピラニアなどの肉食魚も
わんさか住んでおり、隙あらば、デイスカスなども襲います。泳ぎの遅いデイスカスは
泳ぎの速いカラシン系の小魚より襲いやすいからです。
ただデイスカスは独特の匂いと、その薄っぺらい体型で、俺は美味しくないよ、肉薄で食べ応えないよとアピールしている為、ピラニア自身も積極的にデイスカスを襲う事はしていませんが、デイスカスのヒレは、結構おいしいようで、よくかじります。
中国人がフカヒレ狙いでサメを襲うように、ピラニアもデイスカスのヒレをいつも狙っています。いつもヒレを襲われるデイスカスも、その事は十分承知で、ヒレの再生能力はものすごいものがあります。自然界は良く出来てますね。
私は、何度もヒレなし丸坊主デイスカスを見てますが、デイスカスってヒレなくても泳げるのですね。

普通はこんな感じでかじられています↓


4.jpg5.jpg


話がいつの間にかデイスカスは何を食べているのから、ピラニアがデイスカスをどう食べているかに話がすり替わってしまっています。
話を戻しましょう。
で、だからデイスカスは生息地では何を食っているのか?
と言いますと。「食っていません。」
付け加えると「それは謎です」と言う事になってしまいます。

ここで話を終わったら怒られるでしょうか?

では、もう少しその謎の部分について触れたいと思います。
昔ネグロ川にデイスカスを釣って採集する漁師がおりました。
もうずいぶん昔に辞めちゃって、今は釣りでデイスカスを採集する漁師はいなくなりましたが。その老漁師は「藻」でデイスカスを餌づけして、馴らして、ワイヤーを髪の毛ほどに削った極細の針にこの藻をつけて釣っていました。
彼の話では普通の藻では駄目だと言う話で、これしか駄目だと言うのですが
この謎の「藻」の種類については何度聞いても絶対に教えてくれませんでした。
この漁師ももういなくなってしまったので、もう聞けないと言う事で
依然「謎のまま」です。
濃い緑色をした普通の藻のように見えましたが、
一応デイスカスは「藻」が好きなようです。と言う所まで解りました。
藻はこんな感じ↓


6.jpg 
では雨季になれば何を食べているかの真相が解ると思い、デイスカスを探すのですが
雨季のアマゾンでデイスカスを発見するのは物凄く難しい事だったりして、
全く出会えません。デイスカスは雨季に消えると言うのもこのデイスカスの7不思議の一つですが、今回はこの事については触れません。

デイスカスの食については結局謎のままなのですが、デイスカスが餌を食べているようなそぶりをしているのを何度か目撃した事はあります。
デイスカスは、他のシクリット同様アースイーター「地球を食っています」
要するに地面ですね、
川の底をついばんでいます。泥の中にいる微生物や場所によってはミジンコなどがわいているのを主食としているようです。

地面はこんな感じが好きなようです。魚はデイスカスに似たセベラムでデイスカスではないですが

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こんな雰囲気で

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こんな感じかな?


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さて、自宅の水槽で飼うのにあまり参考にならないような話でしたが
餌は動物系の物ばかりなく、餌に植物系の物を入れてみたりすると
良いかもねと言うような事で、応用してみてください。


う~~~~む。結局ディスカスは何と食っているのかよくわからん!

もしかして藻かもね!というお話しだったのでしょうか!?(汗)

いやいや、今回紹介された写真を見ていただくと

想像力逞しい読者様は、なるほどね~と思って頂けると思います。

ディスカスを飼育していて、水槽内での動きをよく観察しておりますと

このお話ででてくる『アースイーター』的仕草を良くしておりますね。

頭を下に向け、餌の残りカスをつついたり糞をつついたりと。

その様子と今回のお話の最後2枚を重ね合わせて想像してみてください。

何だかイメージがつかめてくるでしょう?

しかし不思議なものです。

現在、日本のディスカス飼育法のスタンダードでは

ディスカスの食事は赤虫、ハンバーグ、そして食べてくれれば乾燥飼料です。

当たり前のように与えているこの3種の餌は本当にディスカスに適した

餌なのでしょうかね??

その餌を販売している身としては、何とも肩身が狭くなる想いとなりますが

今回のレポートを読ませていただきますと、ついそう思ってしまいます。

皆様も、どうか想像力を膨らませていただき、アマゾンを泳ぐディスカス達が

何を食べているのか?是非想像してみてください。そしてディスカスに与える餌の事を

改めて見つめなおす事も悪くはない事かと思います!

では今回は、これにてお終いお終い。

また次回をお楽しみに~♪ チャオ♪


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №7 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]


アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんにちは。

今回のチャオチャオのワイルドディスカスレポートで

南米産シクリッドの一種であるワイルドディスカスの

表現による分類紹介も最終話となります。

今回のお話しは、スポットディスカスとストライプディスカスの中間に位置する

ワイルドディスカスについてです。

あまりこの地域のディスカスについての話題は

ショップをやっていても出てこないのですが、私も以前より

このカテゴリーのワイルドディスカスに対しては

『何だ?このディスカスは??』と不思議に思っていた表現を持つディスカス達です。

では、アマゾン在住18年のディスカス漁師さん、今回もよろしくお願いいたします!


           ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
7.ワイルドディスカス産地別のバリエーション境界線に生息するデイスカス
その他のバリエーション スポットとストライプの境界線


   
これは、結構難しかったりします。この地域はアクセスが大変悪く
私自身多くの現場で見たわけではないので、まだ良く解らない事が多くある地域です。

ではいつものように、地域のおさらいから。

グループ4境界線に住むデイスカス スポット系とストライプ系の境界線

コペア水路――ピオリニ――――↓
ウルムトン川―アマナ湖―↓              ↓
テフェから→アマゾン川―――無数の湿地帯パナミン島の湖―――――――→コアリまで
    無名の小さい川湖―↑      無名の小さい川湖―↑

御覧のようにTEFEからCOARIまでの区間に大きな支流がありません。
この区間に無名の小さな川や湖は多くあるのですが、中継地点となる主要都市がない為
書類が取れない、何かあった場合にすぐに対応できない。
と言う様な問題もあり、漁師仲間の間でも、採集に出るのを躊躇するような
いわば、デイスカス未開拓の空白地域なのです。
本格的に腰を入れての採集がされていない為、確実にそうだと言いきれる資料が根本的に足りないのです。
この地域で何度かサンプル程度に採集されたものを、販売した事もありますが、
この地域のデイスカスは正当に評価されなかった記憶があります。
人気が出なかった → 売れないは、経費負けしてしまうので、
継続しない → デイスカスの生態が良く解らないと言う現象を引き起こします。

未知の領域だから、面白いと私は思うのですが、私だけがそう思っていても
マーケットに受け入れてもらわないと、採集ルートは出来ません。
と言う事でこの地域のデイスカス採集は、単発採集によって持ちかえられた
デイスカスだけで判断された地域と言う事が出来ます。
継続して何度も通えば、また驚くような発見もあるのではないかと予測できます
なぜかと言いますと。デイスカスの表現が混じり合って、良く解らんなー的表現を見せるのはいつも、これら境界線上に生息するデイスカスだからです。

では、数少ないこれら境界線上のデイスカスの写真から
まずはテフェーコアリ間の上流側テフェに近いオリベンサという村のデイスカス
おっスポット表現ですね

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しかし、同地域にこんな個体もおります


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なかなか解読できません。
これがコアリ近くのムシンと言う町まで行きますと
なんとこんな表現になります
 
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表現系はスポットと言うよりストライプですね。これは。

このテフェとコアリの中間に位置する産地のデイスカスの写真を探したのですが
見つかりませんでした。
タイプ的には上の写真に似たようなタイプになります。
鱗に赤の乗るスポット表現はほとんどおりません。
どちらかと言うと体表をおおうパウダーブルーに地肌の黄色が、ぼやけたスポット系に抜けるような個体になってしまいます。以前コアリで採集した折には
ホリゾンタルラインとホリゾンタルラインの間にまばらなのですが、赤いスポットが
入る個体を見たことがあります。こういうタイプはごく少数派でほとんがストライプ表現ですが、
で、このスポット表現とストライプ表現の境界線上に住むデスカスは
依然謎のままであるということで、原稿を終わっておきます。
謎は謎のままで良いではないかと私は思っていたりするのです。
いつの日か、これらの地域であっと驚くようなデイスカスが出たらまた面白いなー
という楽しみが残っていれば、また新しいデスカスを探しに出る動機にもなりますので。
今回は写真も少ないので、境界線のデイスカスおまけとして
コアリのデスカスも何匹か紹介しておきましょう。この湖、石油が出る為
湖での漁が全面禁止になり、採集に入れなくなってしまって、それ以後行っていないので写真は少々古いですが、
では、以下コアリデスカス


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この地域のデイスカスも境界線ぽい雰囲気を出していますね。


で、もう一つおまけ、昔の写真を探していたら
出てきました。ネグロ川最下流のヘッケルバンドを持たないデイスカス


20.jpg19.jpg18.jpg 

境界線に生息するデイスカスは面白いです。


出ましたね~!何だかよく分からないタイプのワイルドディスカス達が!(笑)

体型はグリーンですが、尻ビレには太いストライプ。これこれ!何だかよくわからない子達ね!!

今回出てきましたコアリ産のワイルドディスカスですが

昔の本には、バリバリのスポットグリーンの産地として

コアリが紹介されていたり、ブリードもののスポットグリーンにコアリ・スポットグリーンなどと

命名されていたように覚えておりますが・・・こっちの表現のディスカスがコア産リなんですね~。

全然違うじゃん!!(笑)

さらにあまり人気が出なかったもんで、あまり捕りにもいかず

生態もいまいち分からんと・・・。ですよね~。だから余計に良くわからないって事ですよね!

ところで、最後のネグロ下流ワイルドディスカス!!面白すぎますね!!

こんなのいるんだなぁ~。と、とても新鮮な気持ちで個体写真を見入ってしまいました。

さて、次回からはワイルドディスカスの生体に迫っていく予定だという事ですそうですよ!

ワイルドディスファンの方には是非今までの

表現カテゴリー別のお話を復習していただきながら

次回からの新章に是非期待していただきたいと思います!!

ではお楽しみに!!


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №6 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

今回はお久しぶりのチャオチャオのワイルドディスカスレポートの更新です!

今回は・・・!

そう!あの人気の高い『アレンカー』ディスカスの巻♪

どうぞ目を大きく見開いて一語一句見逃さないように

読んで行ってくださいね!

では、アマゾン在住の漁師さん、よろしくお願いいたします^^


           ワイルドディスカスって何 ?
ーアマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―
6.ワイルドディスカス産地別のバリエーション境界線に生息するデイスカス
謎のレッドディスカスに迫る

最初はマンネリになってきました地域のおさらいから

グループ6境界線に住むデイスカス 謎のレッドデイスカス (ストライプとソリッド)

クルア、ナザレ、パラカリ
クリペア、クリカカ、ジャラキ―↓
        アレンカー北岸―――↓         マイクル川↓
オビドスから―アマゾン川湿地無数の湖―サンタレン―湿地帯―モンチアレグレまで
  ↑ ラーゴグランジ島アレンカー南岸―↑ ↑   ↑
↑  イナヌ、カラナンザル↑  マイカ湖↑   ↑
↑ イテルビナ、タライーラ↑   クルアウ―ナ川↑
アレンカー西岸
ジャタプ↑↑
フェリース↑

レッドデイスカスとはなんぞや?からはじめましょうか?
アレンカーデイスカスという名を聞いたことがあるでしょうか?
レッドデイスカスの名前はそのアレンカーというアマゾンの小さな町から始まるのです。
ポルトガル語発音ではアレンケールというのですが。
1990年前半に私の友人であるダリンタという男がこの地域に魚の採集に行きました。
元々我々仲間内は当時プレコの新種を探してアマゾン各地をうろうろしていたわけで
このダリンタと言う男もプレコを探しにこの地域に入ったわけです。
が、このアレンカー地域では思ったようなインパクトを持ったプレコが採集できず
採集できたのはどす黒い汚いデイスカスのみであったのです。


他の魚が取れなかったのでしょうがないからこのデイスカスでもと思ってドイツに送り込んだ所、2週間後にドイツの受け入れ会社から彼の元に
「何処でこのデイスカスを捕ったのだ?」
「あのデイスカスはこちらで真っ赤に変化した」
「それは何処なのだ?」
と言う問い合わせがしつこく来たというのが始まりです。
ダリンタはそれはクイペウア湖と言ったのですが、相手は良く聞き取れなかったようで
「何だと??」と繰り返し聞く。
ダリンタは一瞬でこれは何だかすごいデイスカスなんだと言う事を悟り
即座に「クリペア」と言う名前を封印し「アレンカー」と言い換えたと言います。
この真っ赤に変身したデイスカスのニュースが一瞬に世界に回り
一挙にアレンカーレッドデイスカスを探せのお祭り騒ぎが始まったのです。
当時彼は誰にも「クリペア」の名前を明かさずに一人でせっせとクリペア詣りをしたそうです。
がそれになんとなく気付いたクリペア村のコミュニテイが彼の立ち入りを禁止すると言う手に出て、その後何年間かは彼が黙っていたので、その赤く変貌したデイスカスの正確な産地を探しだす事が出来なくなってしまったのです。どこかの輸出業者が見つけ出すまでは。
前置きが長くなってしまいました。
ストライプ表現のデイスカスグループとソリッド表現デイスカスグループの境界線に生息するデイスカス。今回のデイスカスはレッドデイスカスの謎に迫るです。

ではいつものように写真から

まずはアマゾン川の上流側のアレンカー西岸のデイスカス
ジャタプから
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お次はアレンカー南岸 イナヌ

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南岸カラナンザル

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アレンカー北岸 クリペア


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ストライプ表現グループとソリッド表現グループの境界線に生息するこの地域のデイスカスは
ストライプ表現、チリメンストライプ表現、ソリッド表現、そして少ないながらヘッケルバンドを持つ表現が混生している地域と言えます。
この地域のデイスカスはどちらかと言えばストライプ表現グループより、よりソリッドグループの血が濃いように思えます。

表現系の感じで言えば
(ストライプ表現Xヘッケルバンド表現)Xソリッド表現Xソリッド表現
=アレンカーレッド表現
と言う様な雰囲気
この地域も本来ソリッド表現地域であった所にアマゾン河上流域より来た
ヘッケルクロス系のストライプ表現デイスカスとの交雑が行われている地域と
見ことも出来る地域で、この辺りになるとチリメンストライプ表現が最も多くなるのも
そういう様な理由からかもしれないなと思うとどんどん深みにはまってしまいます。
また地形的な関係ではこの地域は雨季と乾季で湖がアマゾン川本流から切り離されて孤立してしまう湖が多く、交雑しているデイスカスの交雑頻度は、ストライプ地域のそれに比べ少ないと思われます。
このより隔離頻度が高いグループがアマゾン北岸のアレンカーで(乾季に湖がアマゾン河から切り離され取り残される残留湖が多い)
より交雑頻度の高いのがアマゾン南岸(アマゾン河の中州状の島に流れる小川に生息)
アレンカーとみる事が出来ます。
そしてより隔離されたグループに赤が強く出る血が固定されていると見るのが理解しやすいのではないかと思います。
アレンカーの北岸の湖では北へ行けば行くほどデイスカスのサイズは小さく、そして赤くなる傾向がより強いと言えます。
アレンカー西岸は、ニャムンダ川、トロンベッタス川により近くなる為
ニャムンダ、トロンベッタス交雑種系の血をより濃く引いているとみられより大型化する傾向が強いです。
境界線に生息するデイスカスは、すべて比較的新しい交雑種と見る事が出来
交雑種であるゆえに思いもしないような表現パターンのデイスカスバリエーションが多くいつも新しい驚きと謎を抱えた興味深い地域なのです。
境界線に生息するデイスカス最後は、スポット表現グループとストライプ表現の境界線地域のデイスカスで〆たいと思っているのですが、資料がイマイチ足りなかったりするのです…


あ~~ぁ、もっと読みたい!そう思わせる内容ですね。

一文一文が非常に興味深い内容だけに何度も

是非読み返してしまいそうです。

『クリペア』に関する話は面白すぎますね!!あの美しいディスカスが

プレコのついでに採ったものだなんて・・・(笑)

では次回は最終話ですかね??

是非楽しみにしていてください!!

よし!私は、もう一度アレンカーの話を読ませていただきましょうっと♪


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チャオチャオのワイルドディスカスレポート №5 [チャオチャオのワイルドディスカスレポート]

アクアとペットをこよなく愛する皆様、こんばんは!

日本全国のヘッケルバンドファンの皆様、お待たせいたしました!

今回は縦真一文字のアレについてのお話しです。

前置きは今回なし!早速ブラジル在住の漁師兼シッパーさん、よろしくお願いしますね~♪


           ワイルドディスカスって何 ?
―アマゾン在住18年の日本人ディスカス漁師が写真で語るワイルドディスカスの基礎知識―

4.ワイルドディスカス産地別のバリエーション境界線に生息するデイスカス
謎のヘッケルバンドを持つディスカスに迫る

いつものようにまずはこの地域に生息するデイスカスのおさらいから

グループ5境界線に住むデイスカス 謎のヘッケルバンドを持つデイスカス


        トロンベッタス川――↓
ネグロ川―↓ ニャムンダ川――↓  ↓
     ↓ ウワトマン川↓ ↓  ↓
マナウスから―――――――→アマゾン川――――――→サンタレンまで
  マデイラ川――――↑ 
マリマリ川―↑ ↑ ↑
アバカシス川――↑ ↑       
スクンドリ川――――↑


ヘッケルバンドとはなんぞや?からはじめましょう。
時は1840年 ヘッケルさんがネグロ川で採集された丸い形をしたシクリット科を
Symphysodon discusと命名(学術記載)しました。
これが今日この丸い魚がデイスカスと呼ばれるゆえんです。
このネグロ川で採集された魚には体側にあるバーチカルラインの中央がすべて他のラインに比べ太バンドになっているという特徴があり、
この特徴はその後他地域で発見された同類の魚には見られなかった特徴であったので
命名者のヘッケルさんにちなんでヘッケルバンドと呼ばれるようになったのだと思います。
昔はこのヘッケルバンドを持つデイスカスはネグロ川にしか存在しないと思われていたので、このバーチカル中央太バンドを持つデイスカスを他のデイスカスと区別するため
ヘッケルさんデイスカスと呼ぶようになったわけですね。
外国ではさんづけする習慣はありませんから、いつの間にか日本でも無礼にもさんづけなしでヘッケルデイスカスと呼ばれるようになったのです。
しまいにはもっと横着になりただのヘッケルと呼ぶ人もいますが(私も)
ヘッケルは人命ですので、デイスカスに対し太郎と呼んでいるのとあまり変わりのないことだと覚えておきましょう。
これでヘッケルバンドとヘッケルデスカスについてはおおよそ理解できましたね。
では本題に入ります。
このヘッケルバンドを持つデイスカスは本来ネグロ川にしか生息していないと思われていたのですが、漁師が色々な産地で漁をするに従って、別の地域でヘッケルバンドを持つデイスカスを見つけてしまったわけです。
それは近年、この支流にも、この支流にもと現在はアマゾン河の多くの支流にヘッケルバンドを持つデイスカスが生息していると解ったのです。
その生息地が上記の生息地です。
では、いつものように写真を見ながら見て行きましょう。
写真01 ネグロ川のヘッケルデスカス日本風にいえば本家ヘッケルバンドデイスカスですね
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写真2マデイラ川支流のマリマリのヘッケルバンドを持つデイスカス2.jpg
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ウワトマンのヘッケルバンドを持つデイスカス

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マウエスのヘッケルバンドを持つデイスカス
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ニャムンダ

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同じヘッケルバンドを持つデイスカスでも色々とバリエーションがありますね。
ストライプラインが細かったり太かったり、青かったり、ストライプラインが強かったり弱かったり少なかったり。これらの地域も各支流の上流に行けばいくほど形質は安定し同じような表現パターンになるのですが、これらヘッケルバンドを持つデイスカスは各支流の上流域に行くほど細く密なライン表現になるというわけです。オリジナルのネグロ川のヘッケルバンドを持つデイスカスに近い表現型になっていきます。
各支流の下流域は太いラインストライプや半分ストライプ、またストライプ表現が弱い物などバリエーションが多くなります。
以上が謎のヘッケルバンドを持つデイスカスなのです。
ここで原稿は終わりなのですが、上記説明では何故謎のヘッケルバンドなのかの謎の部分について語られていません。
何故巨大なアマゾン川をはさんで北岸に流れる支流と南岸に流れる支流の各最上流部にそっくりのストライプ表現のヘッケルバンドを持つデイスカスがいるのか?
またアマゾン川に並行して流れ込む各支流の上流域にストライプ表現のヘッケルバンドを持つデイスカスが生息しているのか?
何故これら支流の下流域にはヘッケルバンドを持たないデイスカスが多いのか?
これは境界線に生息するデイスカスの謎をとく鍵になると思いますので
少しだけ、私の勝手な憶測を。あくまで憶測ですのでここから先は本気にしないように。
私の考える仮説では元々本来はネグロ川、マデイラ川、ウワトマン川、ニャムンダ川、トロンベッタス川までの地域にはストライプ表現でヘッケルバンドを持つデイスカスしか生息していなかった可能性があると考えられるのではないかという事です。
それが大アマゾン河のもっと上流に住んでいたストライプ表現でヘッケルバンドを持たないプルース川などのデイスカスが流れてきて、その結果他グループとの交雑が複雑に進んで来た地域がネグロ川の下流からトロンベッタス川の下流までと考える事が出来ます。
他グループとの交雑が進んだ為、これら支流の下流域にはヘッケルバンドを持たないストライプ表現のデイスカスや、ヘッケルバンドを持つ太いストライプ表現のデイスカス
あまりストライプ表現は強くないがヘッケルバンドを持つデイスカスなどが
どんどん生まれて、またその子供同士が複雑に世代交代を重ねるうちにバリエーションがやたらと増え、そして今また新たに新しいグループとして固定段階に入りつつあるのではないか?と考えられなくもないです。
で元来この地域に生息していたストライプ表現のヘッケルバンドを持つデイスカスは
アマゾン河をはさんで北と南に分断された。また平行にアマゾン河に流れ込む支流の各上流域に隔離された。
それらの隔離されたストライプ表現でヘッケルバンドを持つデイスカスは、隔離された環境の中で近親交配が重ねられた為より安定した表現型を見せるのだと考えれば、何故ネグロ川以外の各支流に同じようなタイプのヘッケルバンドを持つですかすが上流部だけに生息するのかの謎が解けてきそうな気がします。


何故、色々な川の上流にヘッケルバンドを持つディスカスが多いのか?

う~む!なんという大胆な考察!!

皆様、今回はどっぷりとヘッケルバンドの世界にハマっていただいたと思います。

いや~本当に良いですね~このコーナー!!

これからも続きますので(予定です)是非ご期待ください。


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